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Napの考えること

by Nap-takemura

感謝を込めて。

考えること(その95)


無謀にもその昔、竹原ピストルさんにミニインタビューをお願いしたことがある。ちょうど「Fukkouno-HANA2+LIVEbDVD」が発売された頃。手元にあるアルバムジャケットに書いて頂いたサインの日付は、2013.3.13とある。


その頃、Napでは、10minインタビューと称して、レギュラーアーティストの宣伝も兼ねて、質問形式でビデオインタビューをしてYouTubeにあげていた。そんなこともあり、関東ツアーでNapにもご出演くださった際に、ピストルさんに不躾にもお願いしたら、彼は快く応じてくれたのである。


が、しかし、インタビューをはじめてものの数秒で僕は後悔した。もちろん、完全素人のインタビューということもあるが、それ以前に、話を進めるにつけ、なんと自分のものの考え方は世俗的なんだ、と心で唸っていたからだ。そんな僕の稚拙で的外れな質問に彼は、ん・・・と言いながらも、なんとか言葉を探し繋いでくれていた。


おかげでインタビューは一応形にはなったが、終えてすぐ後、「マスター、もうちょっとキャッチボールをしましょうよ!」と例の人懐っこい笑顔と豪快な笑い声で言って、「またやりましょう。リベンジですよ!」と明るく言ってくれたことを今も覚えている。


DVDも含め2枚組のこのアルバムは、ボリュームもたっぷりで、ユーモアや遊び心があり、朗読もあった。タイトルにあるように、東日本大震災における被災者への彼の強い思いを込めたコンセプトアルバムでもある。


だからこそのアルバムの制作過程や、現在のほぼ毎日全国を飛び回りながらの彼の弾き語りライブにおけるエピソード等々たくさんお話を伺いたいと思っていたのだが・・・。何一つうまく聞き出せなかったことを急に、これを書きながら思い出してしまった・・・(苦笑)。


さて、光栄にもここNapからまた始まった、「令和」最初の5・20の「竹原ピストルソロ公演」3年ぶりのNap弾き語りワンマン。今では武道館を始め、大中小のどんなホールでもすぐにソールドアウトになるほどだから、抽選で外れた方からの問い合わせもここ数日間は特に多かった。


しかし、久しぶりにお会いした彼はいつもどおりの優しい笑顔で、同じスタンスで、僕らスタッフと接してくれていた。これまたいつもながらのマイペースでリハーサルに挑み、早々にサウンドチェックが終わると、すぐに、「マスターあとは勝手に少しやらせてください」、と新曲の練習やら、代表曲や昔の曲等々、時に確認し、時に本番さながらに歌い、激しくギターを1時間近くかき鳴らすのでした。


その間、僕はPA席でじっと曲ごとのバランスなどをチェックしつつ、この見慣れた光景を見て、やはり彼はアスリートそのものだ! と改めて思った。休憩のちょっとした合間にスタッフが竹原さんに、紅白や武道館などでオメデトウ、が続いてますね、と祝福を伝えたら、「いやいやまだまだです。ぜんぜん納得していません!」というニュアンスの話をされていたと後で聞いた。


「竹原ピストル」という人は常に自分と戦い続けているのだ。テッペンのない、限界を超えていこうとする強い意志を持った一流アスリートそのものだ。誰かと比べることではなく、自分の限界と戦い続ける。自分だけの道を更に切り開こうと全身全霊をかけている。その姿勢も思えば彼は昔から何も変わっていない。この日のリハーサルや本番での姿を見るにつけそう強く感じた。


本番での、野狐禅の時代の「じゅうじか」「カモメ」や、ソロになってからの「オールドルーキー」「よー、そこの若いの」等々を矢継ぎ早に歌っていく彼の唯一無二のあの歌声と機関銃のように抱え弾くギターの音色。あっという間の2時間だった。


前回、2016.6/2に行われた、Napワンマンの際に書いて頂いた、アルバムのサインには、「いつの日か恩返しできるようがんばります!」と書いていた。あれから3年。今回もまた同じようにアルバムにサインをお願いしたところ、そこには、「マスター、またうたわせて下さい!!」と書いていた。僕は思わず微笑んでしまった。


竹原ピストルさん、恩返ししたいのは僕達です。そしてNapのような小さなステージにもまたこうして立ってくれたことに感謝してます。今も昔もあなたは多くの弾き語りアーティストに夢と希望を与えてくださっているのです。そのことがまるで自分のことのように誇らしく心より嬉しいのです。そんな風に思っている全国津々浦々にあるライブハウス等々の関係者や名も無きミュージシャンはきっと多いことでしょう。皆同じ気持ちに違いありません。またお会いできる日があることを祈ります。そしてこのツアーの成功を心より願っております! 感謝を込めて。

2019.5.23 Nap代表 竹村龍彦 スタッフ一同。

✳︎なお、当日の公演では、多くの皆様におきましては多々行き届かなかった点があったかと思います。何卒お許しいただき、今後ますますの精進をしたく存じます。)

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# by Nap-takemura | 2019-05-23 15:23

考えること(その94)



久しぶりに、竹原ピストルさんのワンマン公演が、来月、5/20(月)に決まり、スタッフ一同、今からとても楽しみにしているところです。新元号となる、節目の時にまたNapのステージに登場していただけることをたいへん光栄に思います。


メジャーデビュー前からずっとそのブレない姿勢は、2017年大晦日の紅白初出演でも、2018年12月22日の初武道館(余談ですが、この日がNap17周年でした。)ワンマンでも同じに感じました。ギター一本でどんな場所でも、あの、あぜ道をダンプカーで飛び込んでくるような迫力のある歌と演奏する姿は、まさに唯一無二の弾き語りアーティストだと言えます。


時代が追いつくという言葉がありますが、「竹原ピストル」という存在こそがそれを表しているのではないでしょうか。


現代はすべてがデジタルに囲まれています。当然に音楽の世界にも大きな影響を与えているわけですが、最近の流行歌には、きわどい言葉やインパクトのある言葉が目を引きやすいからなのか、そんな歌がとても多くなった気がいたします。


そんな中、やはり「竹原ピストル」の歌を聞くにつれ、同じインパクトのある言葉であっても、その中心には、常に、「あたたかい眼差し」のようなものがあって、ここそこにそれがちりばめられいることが分かります。その一つをとっても彼が唯一無二の存在感であることを感じてしまいます。


彼の歌には長い時間をかけ耕した畑のように、様々な栄養素のようなものがあって、まるで知らず知らずのうちに効いてくる漢方薬(例えが変ですね、苦笑)のようです。それが聴くものの根っこにある魂を揺さぶってゆくのです。


そしてまた、本当のオリジナリティはすぐには完成できない、けれど、それを諦めずに追求することの大切さも彼は伝えているようにも感じます。


いまも昔もずっと多くのミュージシャンに勇気と力を与えてきた、竹原ピストルさんの久しぶりのNapワンマン公演をぜひ多くの皆様とともに楽しめたらと心から願います。


新しい元号「令和」の最初の5月のとっておきの、「竹原ピストルワンマン」。

日吉Nap共々、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2019.4/15 Nap代表 竹村龍彦・スタッフ一同。







































# by Nap-takemura | 2019-04-15 20:21

春うらら。

Napの考えること(その93)



RCサクセションのアルバムの三作目「シングル・マン」を久しぶりに聴いた。彼らがやっと世間で認められ始めた頃に、再発売(最初のリリースは1976年4月21日)という形で1980年に出されたアルバム。僕も気になっていてやっと手に入れた一枚でした。


当時、初めて針を落とし聴いた時には、正直、「スローバラード」以外はよくわからなかった。アルバム全体を通してフォーキーさもあり、ソウルもありで、捉えどころがなく、攻撃的、且つ、鬱々としたような忌野清志郎の歌声には鬼気迫るものがあった。


その頃の彼らはロックバンドスタイルになった賑やかでPOPな「RCサクセション」というイメージが自分の中に定着していたせいだろうか。


一方、「甲州街道はもう秋なのさ」等々の、予定調和じゃないコード展開や、彼独自のナチュラルでありながらもラジカルな歌詞には新鮮な驚きがあった。忌野清志郎という人間の一筋縄ではいかない強い個性と才能が溢れ出していた。


こうしていま改めて聴くと、時代性はもちろん感じるが、音や編曲、演奏、そして独特な彼の歌い方も含め、いまもって新鮮だし、でも、やはりたくさんは売れない気もしないでもない・・・。


が、しかし、ここまで音楽を自由にやりたいようにレコーディングしたメンバーや制作関係者には尊敬と憧れの念を持ってしまう。


その後、忌野清志郎はやがて「タイマーズ」を結成して例のパフォーマンスを繰り広げていくのだが、その伏線はこのアルバムにも多く含まれているとわかる。


音楽の面白さは、このように、時代を経て新たにみえてくる(聴こえてくる)世界があること。そしてそれぞれの人生の来し方によってまったく違う世界が広がるであろうと思うことだ。


そんなふうに自分の音楽を記録に残せたなら幸せなこと。何も彼らのように有名にならずとも、たった一人にでもその想いを届けられたら同じくとても幸せなことです。


実際にその意味に違いはなく、家にいる時にふとした瞬間、頭の中に意図せず流れくる音楽がNapの出演者の歌だった、ということもある。


音楽には大きなフィールドで聴くのによく似合う曲もあるし、ひっそりと個人的にパーソナルなものとして聴くに似合う曲も当然にある。


とどのつまりは、いま自分がリアルタイムで何を表現し、何を伝えたいか。それこそが重要なのだ。この名作、「シングル・マン」にはそんな忌野清志郎の魂の叫びのようなものがたくさん詰め込まれている。


さてもう、春うらら、という言葉が似合うこの頃。日も長くなり、花粉も残念ながら(苦笑)飛び交い、元号も変わるこの年。何かを始めるにいまより遅いことはない、と誰かが言ってましたが、まずは一歩、いや、半歩でもいいから、前に進みたいものですね。


お近くにお寄りの際は、Napにも足を運んでくださいませ。そして、まだNapのステージに立ったことのないミュージシャンの方なら、ぜひ今年にご縁があると嬉しいです! これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2019.2/27 Nap竹村







































# by Nap-takemura | 2019-02-27 15:59

エッセンスを!

Napの考えること(その92)



元号が変わる2019年。人によってはこれからは西暦だけでいいのに、なんて方もいらして、日本人だけが強く意識する事柄であることにふと気づいた今日この頃です。


さて、それはともかく、もう早、2月になりますね。正月ボケというのも終え、皆様も日常のあれやこれやに揉まれ、すっかり日々忙しい時間を過ごしている頃かと存じます。


Napもレギュラーの方や新人さんなどが出演し、いつもながらの光景が広がり、だいぶ普段どおりの空気を取り戻しつつあります。新春一月のNapのお題は、「Dreams」でしたが、出演者の皆様が歌や今年の抱負を語るのを聞き、あらためて日々それぞれの生活の中で戦いながら音楽を大切にされてるのだなと思った次第です。


ライブを見聞きしながら、具体的に感想をすっと言えるアーティストもいますし、なかなか自分には本人の表現したいものの半分も理解できそうにまだないな・・・、ということも当然あります。どうしても個人的な嗜好がそこには影響を与えていることは否めません。


そこでふと思いました。結局はどの世界でもそこを仕切る代表の人間の個性が強く反映されるのだ、と。とても当たり前なことですが、ひろく言えば、日本も含む世界の国々も然り、小さく構えたこのNapなら尚のはず。その大小にかかわらず、そこを仕切る代表者である少数の人間がその世界の空気を決める大きな要素である、と言うこと。


そんなことに新年早々行き当たった訳ですが。当然に世界のことについてここでは触れることなく(当たり前!)、自分の店であるNapについて考えたいと思います。


「あたたかさ」とは何か。それを中心に据えたいとNapの理想にずっと掲げていますが、なんたって、音楽が要のライブハウスですから、そこに出演するアーティストが主役です。スタッフは裏方。この線引きも大切な一つだと考えています。そして、主役であるアーティストが奏でる音楽。これがNapの個性をつくりだしているわけですね。


去年はずいぶんと新人さんにアプローチしてきました。おそらく、17年で初めてのことです。つまり動画やSNSを通じて、これと思った方にオファーしました。まあどこのブッキング担当者でも普通に行なっていることと思いますが・・・、そのご縁で今年も続けて出演してくださっているアーティストも多々おります。光栄な限りです。


僕が音楽を始めた頃は、完全に能動的でなければライブハウスには出られませんでした。いわゆる完全オーディションのみ。当時は「ぴあ」という雑誌があり、ライブハウス欄にオーディションデイが載っていて、そこに応募して、2曲くらい歌って審査結果を聞く。そんなパターンが多かったと思います。


動画やSNSがあれば現代と同じに、ライブハウス側からのオファーもあったかもしれませんが、当時は圧倒的にハコの数が少ない、イコール、厳しい審査、ということもあったので、人気のハコはそこそこの力と個性がないと出られないので、そこにレギュラーで出演できるだけで小さなプライドが持てた気がいたします。


現代はいわゆる待ちの姿勢(受動的という意味)であってもライブハウス側からどんどん、オファーが来ると聞きます。70年代とは違い、数多くのハコがある現代は当然、運営方法も変わってきました。もちろん、ここNapも例外ではありません。まして昔ながらのノルマ制の場合は、そう簡単に、誘われたからやります! とはいかないことでしょう。


それでもNapのステージに立ち歌いたい。音楽によってここで何かを伝えたい、表現したい、そんな想いを持ったアーティストに応えるために必要なものは何か。それがNapの永遠のテーマでもあり、今年中にはぜひ見つけたいものです(笑)!


うまくまとまらない文章になりましたが(すみません)、ずっと長く出演しているアーティストを観るたびに僕は思うのです。その音楽性のみならず、その音楽に向ける姿勢、そのことこそが自分の胸を打つのだな、と。


歌が上手かったり、曲が良かったり、容姿がステキだったり、それも良いに越したことはありませんが、僕自身はそのことよりも、その方の音楽への姿勢、真剣に自分を前に向かせようとする手段として音楽と格闘している人たち。そこに共感を覚えます。


だから、もしこの文章を読んでくださった方の中に、自分にはまだ実力がない、歌もまだまだだし、どうやらプロにはなれそうにないなあ・・・、などと考えて足踏みしている方がいるなら、Napはそんな基準でステージに立つ、立てない、などとは考えていないことをぜひ知っていただきたいです。


大切なのは真剣に音楽で表現したいことがあるということ。そして、少しでも自分のため、誰かのため、届けたいという気持ちがあって、たった一人だけでもいいから、心から音楽という手段で伝えたい。そう思っている方は勇気を持ってぜひNapにご連絡ください!


そして、その歌や演奏に心から願うのは、ほんの少しでもいいから、光というスパイスをふりかけてほしい。ただ湧き上がる感情だけで創作するのではなく、そこに光を探し、希望というエッセンスを散りばめてほしいと願います。


飾り立てた言葉ではなく、心から自分でそう願い、寄り添う気持ちを持って創作と格闘して完成された音楽はきっと誰かの心だけではなく、自分をも揺りうごかすことになると僕は信じます。それができた時に初めて音楽だけが持ち得るマジックに出会えるのかもしれません。


話が長くなりました。恐縮です。


インフルエンザが流行の兆しの見える今日この頃ですが、温かい飲み物や部屋でゆっくりとした時間も大切にしたいものですね。皆様もご自愛ください。

Napは地下ですのでどこよりも暖かです(笑)。お時間が許す限り足をお運びください。


真剣に音楽に向き合い、楽しもうとしているパフォーマンスを観にきてください。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2019.1/27 太陽の日差しが気持ちの良い日にて。日吉Nap 代表 竹村龍彦


★追記:好評につき、第二弾のフリーライブ、その名も、「Free Live~Napの自由時間(名刺代わりの2、3曲)~)」を、2019年2月11日(祝月)開催することが決定いたしました! ぜひまた多くの方々のご参加、心よりお待ち申し上げます!!

(詳しくは当サイトhttp://www.hiyoshinap.com をご参照くださいませ。)


















































# by Nap-takemura | 2019-01-27 14:30

心温まる。

Napの考えること(その91)



新しい年を迎えました。明けましておめでとうございます。

2019年が皆様にとって平和で穏やかな一年でありますように!!


おかげさまで「Nap」も18年目を迎えます。

今年も心温まる空間づくりと、たくさんのアーティストとお客様をつなぐ場所を目指し精進したく存じます。


今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2019.1.1元旦 日吉Nap 代表 竹村・スタッフ一同


★追記:2019年新春1月20日(日)に、「平成最後のNap大新年会 「Free Live~名刺代わりの2、3曲~」を開催いたします。振る舞い酒(無料)もございます。多くの方々のご参加、心よりお待ち申し上げます!!

(詳しくは当サイトhttp://www.hiyoshinap.com をご参照くださいませ。)

















































# by Nap-takemura | 2019-01-01 00:02

17周年。

Napの考えること(その90)



おかげさまで、昨日の12/22で、Napは17周年を迎えることができました。折しも「竹原ピストル」さんの初武道館ワンマンが行われました。個人的にも感慨深いものがあります。


改めて、これまでご縁があった多くの出演者の皆様、そして足を運んでくれるお客様にお礼を申し上げたいと思います。


あと、一週間もすれば、2019年ですね。元号も変わる年ということで、来年がより良い年になればと願うばかりです。


12/21にはこのわたくしも対バンの方や古い友人とコラボなんぞをしました。ステージで歌うことの不思議な心持ちを一段と感じる日でした。


そんな日の帰り支度の中、某アーティストとの雑談中、ふと、こういう場所で歌う時の感覚は他では味わえないんだよな、と言った言葉が胸に響きました。そうなんですよね、と相槌を打ちながら、自分もこうしてまだ歌うことの大切さをまた教えられたような気がいたします。


こうして仕事の中でも、人と人との関係性により紡がれていく毎日をもっと大切にしなければと心から感じた日でもありました。


さて、残りわずかとなった2018年。皆様も風邪やインフルエンザにお気をつけください。良き2019年を迎えましょう! 年内もぜひお時間が許す限り、ここNapにも足をお運びくださると嬉しいです。重ねてよろしくお願い申し上げます。感謝を込めて。

2018年12月23日 日吉Nap代表 竹村龍彦
































# by Nap-takemura | 2018-12-23 14:53

Napの考えること(その89)



昨日になって我が家では暖房をつけました。マンションは気密性が高いのでなんとかこれまで平気でしたが、急に寒くなりましたね。風邪やインフルエンザの時期となりました。どうぞ皆様もご自愛くださいませ。


さて、あと数日で12月ですね。おかげさまで、Napも無事17周年目を迎えます。改めて皆様には心より感謝申し上げます。


2001年12月のオープンから、ほぼ人づての認知だけで運営ができていたことが今では奇跡のように思えます。法人組織でありながら、個人商店のようなこのお店は、一日一日をいかに充実した日にできるかを、一番の課題に運営してきました。


営業や宣伝に力を入れる余裕もない中、数多くの方にこれまでご出演いただき、そしてイベント開催でのご利用もございました。この17年の間にNapのあるこの街、日吉も多くの変化がありました。好きだったお店も随分となくなり、少し寂しい思いもしたりします。


しかし、時代はこのように常に刻一刻、日々少しずつ変化している訳で、youtubeやSNS等で発信するアーテイストの動画など観て強く感じるのは、圧倒的な女性アーティストの多さです。そして音楽的レベルの向上です。すぐに求めるほとんどの情報(音楽においても)が手に入るネット社会の恩恵なのでしょうか。


しかし、一方で、個性の平均化や本当の顔の見えないバーチャルでのやり取りの危うさです。その意味でもまずは現実世界での関わりである、ライブで知り合えることが理想と考えます。そのための営業というのはやはりどんな業種であれ、一番むつかしく、且つ重要なのだ、と強く感じる今日この頃です。


ところで、Napはどのようなスタンスでブッキングしているのか、と問われるのならば、「Napでの通常ブッキングは、アマチュアメインですが、その音楽的スタイルや音楽的レベルを中心に重きを置くのではなく、音楽を楽しむ、という姿勢をまずは第一に掲げたい。」と、なるのかもしれません。


限りなくプロを目指す方、ライフワークとして音楽に向き合う方、そんな様々なスタンスのアーティストが、単に経験の浅い、深いでは、測れない個性や才能を実際のライブを観て感じられて、結果、互いなんらかの刺激を受ける一日。それがNapの通常ブッキングの理想です。そして同じくご来場くださったお客様もNapライブにより、多種多様な音楽に触れるきっかけになることも願いの一つです。


もちろん、アーティスト主催の企画イベントも多く開催しております。少しでもNapにご興味を持ってくださる方がいらっしゃるのなら、まずは一度、このNapという空間でライブをしていただき、同じ空気を共有することから始められたら幸せです。


そしてここ横浜の小さな街、日吉にある「Nap」で、何かしらのご縁があって、多くのアーティストの足跡を残していただくのなら仕事冥利であり、とても光栄なことです!


さてさて。残り1ヶ月と少し、音を楽しむと書く「音楽」を字ずらどおりに向き合える日々となればと祈ります。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2018年11月23日 日吉Nap代表 竹村龍彦






































# by Nap-takemura | 2018-11-23 15:03

十人十色。

Napの考えること(その88)



ここ最近のTVでますます多くなったと思うのが、「健康長寿の方は〇〇を食べている!」 などというテーマの番組です。。大概、すでにそれってきっと誰でも体に良いと知ってますけどー、という食材ばかりですが、スポットの当て方がうまいので、ついまた見てしまいます。


そんなTVを見ていつも思うのは、人間、年齢では測れません、という当たり前の結論。


学生時代は先輩後輩などの序列もはっきりしていますし、社会人になっても誰それはいくつ上だとか、下だとかいうことで、敬語になったり、タメ口になったりというのは確かにありますが、しかし、人間、十人十色ですし、年を経るごとにますます実年齢と身体との相関数も測れなくなっていくような気もいたします。


そんな意味も込めて、もういくつになったから音楽はやめる、とか、何歳になったからもうプロを目指すのは諦めるとか、それ自体、今の時代では、少しナンセンスなことなのかもしれません。


しかし、いま思い出しました。かく言う私も、もう今年で○歳になったから、もうバンドはやめた! とか、好きなようにやるからもう事務所なんて関係ない! などどいって尖っていた(良い意味で)時代がありましたー。


そして、ギターをさわることも少なくなり、海ばっか行っては遊んで、仕事をしては、また遊んで、っていう。まあ、決してネガティブな心持ちではなかったけれども、決して建設的でもない。そんな時代があったことを思い起こした次第です(苦笑)。


閑話休題。


さてさて。ますます冬の気配が漂う毎日となりました。風邪やインフルエンザや健康管理が大切な時期ですね。皆様もくれぐれもご自愛ください!


そして、好きな音楽にたくさん出会える残り二ヶ月となることを祈ります。

Napも素晴らしいアーティストがたくさん出演していますよ! 

年末に向かい、ぜひNapにも足をお運びいただきまして、皆様と共に素敵な音楽を一緒に楽しめたら幸いです!

2018.10.30 Nap代表 竹村


























# by Nap-takemura | 2018-10-30 15:20

リアルタイム。

Napの考えること(その87)



今年は去年よりさらに気候変動が激しく思う今日この頃です。今夜も台風がまた沖縄中心に来てることも心配ですね。早々と移り変わりゆく気候は今はもう秋ですが、世の中もどんどん移り変わることが多く思います。僕のお気に入りの中古CD店の移転の動向も気になるところですが(ここ最近はジャケ買いにはまってました!)、皆様はいかがお過ごしでょうか。


ここ、Napでもニューフェイスが多くなったり、古くからの出演アーティストが久しぶりに出演したり、過去になかった新しいイベントが年末に向けて入ったりで、数多くの変化を良い意味で感じております。


9月も終わりに近づくと、いつもながら、なんだか世間はだんだんとソワソワし始めて、来たる年末年始に様々な形で備えようとしてきます。仕事柄、同じく年末年始のことも画策するわけですが、Napで出演する多くのアマチュアアーティスト達も当然、お仕事や学業などで同じく、ソワソワしていることと想像いたします。


どのような場所や場面でも人との関わりはあるわけで、そのことで喜んだり苦しんだり悲しんだりの出来事が小さな一ページとなって、この時期になるとだいぶ今年の自分物語が見えてきたりします。それで急いで足りない何かを埋めようと動き出すこともあったりして、それが師走になると達成感の計りのメーターがそれぞれに立てられて、満足したり、地団駄を踏んだり、今年もきっとそうなっていくのでしょう。


そんな中、先日、Nap出演の某アーティストがいきなりの3枚のニューアルバムを制作したことを知りました。これまでつくってきた歌の数々の行き着く場所、という良い感じでまとめられていました。その努力と忍耐に心から敬服です!


丹精込めてつくった曲を演奏して歌うだけでも、たいへんな時間と労力が要りますが、さらにそれを録音してまとめ一つのアルバムにするという作業はまた別の意味で、全くの一から作り出すのと同じですから、完成させるにはそれ相当の強い気持ちと情熱が必要です。僕はいつも挫折ばかりしているのでよく分かります(苦笑)。


アーティストもやはり、採(録)りたてのリアルタイムの音楽が一番旬で素敵なものです。その意味で彼のニューアルバムの完成はとても嬉しい出来事であり、僕にとっても刺激でもあり、励まされるような気持ちになりました。


さてさて。これから雨が降るたびにどんどん寒くなります。皆様もお身体を大切になさってください。そしてスピードを上げたくなるこの時期を気合いで踏ん張りつつ、うまく自分のペースは守りながら(これが肝心!)、自分も含めですが、2018年版・自分物語を少しでも良いものに完結したいものです。


もう今年も残り三ヶ月ほどですが、お時間の許す限りたくさんの方々にNapに足をお運びいただけると嬉しく思います。

Napの名物ドアマンのスノーマンもいつもの定位置で待っております。重ねてどうぞよろしくお願い申し上げます!!

2018.9.29 Nap代表 竹村龍彦











































































# by Nap-takemura | 2018-09-29 14:37

考える葦。

Napの考えること(その86)


中学一年で何気なく入ったテニス部で放課後はいつも先輩の打った球拾いや体力づくりのためのグランドでの走り込みが日々の日課だった頃。たまたま音楽室で同級生がギターでつま弾いた、「禁じられた遊び」の前奏のワンフレーズを聞いた瞬間に、雷に打たれたみたいに音楽の虜になった。母にギターをねだり、たまたま親戚の家にあったガットギターを手に入れ、毎日時間のあるときはギターばかり弾いていた。

やがて少し簡単なコードを鳴らせるようになると拙い曲も作れるようになって、ますます音楽の魅力にはまっていった。将来、大人になって外国に旅行に行くとき、税関の人に、「職業は?」 と聞かれたら、即座に、「僕は音楽家です。音楽が職業です。」ときっぱりと答えるのが夢となった。

いまでも初期のビートルズやピンク・フロイドを聞くとその頃の疑いもなく、そんな夢を抱き、毎日を活き活きとして過ごし、早く卒業して、上京して夢を叶えたいという迷いなき強い欲求だけがあった自分を思い出す。

世の中を知らないことの愚かさは一心不乱に進む原動力でもある。たくさんの曲をつくって、誰かの前で披露したいと思い、村の公民館や夏祭りの小さなステージとも言えない場所で、下手くそな歌とギターを弾いて、まるで自分がポールやジョンになった気分で誰にも作れない素晴らしいオリジナル曲なんだと強烈な自信だけがあった。時に空回りしながらも必死に歌っていたそんな時代を忘れることはないだろう。

高校受験の頃にはもう部活には入るまいと決めていた。音楽家になるためにはそんな時間はない。早く卒業してプロになって音楽で飯を食うんだ。そう決めていた。やがて行きつけの楽器屋のマスターの紹介でオーディションを受けたりすることで、少しずつその道が見えてきたのが嬉しかった。

最終的にきちんとデビューには至らなかったけれど、やってきた道は険しくもいつも楽しくて、それ以外に夢中になれるものが自分にあるはずもなかった。そういまも確信する。自分は幸せ者だと言えることこそが、幸せなこと。家賃や光熱費を払ったり、ご飯の心配をしたり、給料が上がったり下がったり、毎日が不安で、これからどう生きるのか、と考えたり、そんな日々がおおよそを占めていた人生であっても、音楽を続けてこれたことは事実だ。そして、それこそが幸せなことだったんだと、若かりし頃の自分を思い出すたびにそう思う。

時は止まらない。連続した点のように、常に流れている。決して立ち止まることのない時間に、想像力だけが自分の武器だ。何かに心を止める時、時間が止まる。その止める何かを僕は、音楽に費やしてきた。ある人は絵画に、ある人は踊りに、ある人はスポーツに、そしてまたある人は研究に、と。きっと皆一瞬にして心を奪われ、夢中になるのだろう。それは生物学的に自分を生かす本能とは違う分野だ。パスカルが、人間は考える葦である、と言ったが、それは真実であって、それを失うことこそを、ずっと畏れて僕は生きていきたい。

たくさんの音楽の魅力に心奪われた人間が集まる場所、ここ「日吉Nap」。あまた星の数ほどある、「歌い小屋」の一つであるけれど、この店を切り盛りする人間として、原点はやはり、自分の青春のすべてを捧げたのは、「音楽」であったことを胸に刻み、これからも仕事に精進したく思います。

昨日は、「長崎の原爆の日」。こうして、こんな小文を書ける平和な日本であることの幸せと、これからの未来も音楽を楽しめる世界がありますように。心からの祈りと感謝を込めて。

長文、失礼しました。そして最後まで読んでくださりありがとうございます。
(2018.8/10 Nap代表 竹村龍彦)



































# by Nap-takemura | 2018-08-10 10:51