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Napの考えること Nap Acoustic Live http://www.hiyoshinap.com

by Nap-takemura

日吉に愛を込めて(日吉ラストディ)

考えること(その116 )



コロナ騒ぎで世間がソワソワし出した4月のある日、僕とカミさん(旧姓新山)は、近所をいつものように散歩してました。そこで、僕はずっと考えていたことを話すことにしました。


日吉Napも他のハコ同様にキャンセルが相次ぎ、先には暗雲だけが立ち込んでいるという状況です。僕はおもむろに、カミさんに、「一応言っておくけど、店を閉める、という選択もあると思うんだ」と伝えました。


彼女はしばらくの無言の後、涙をスッとこぼしました。僕はタイミングが悪かったなあ、と後悔をしましたが、これ以上傷を深くしないためにも、いまはそれも視野において考えている、ともう一度言いました。


この時の彼女の涙はその後の自分に一つの変化を起こしました。閉めるのは簡単だが、続けることの策は本当にないのだろうか? と。


あれから半年以上が過ぎました。それからというもの右往左往の連続の毎日を過ごしました。きっとどの業種でも同じような状況だったと思います。


そんな気持ちの日々、常に二人の心に火を灯してくれたのはライブで見せてくれる皆さんのパフォーマンスでした。生き生きとして歌ったり話したりするライブを見るたびに、簡単に諦めることはできないなと感じました。


対バンの少ない日は僕も出演しました( 相当にたくさん! 笑笑)。空いた枠を埋めるため出演するのですが、それ自体、ライブへの初心を思い出す良い機会にもなりました。


移転することを決めてからの空き日には二人で考えつく路線の駅に降り立ち不動産や街を歩きながら数多くのテナントを巡り歩きました。そして白楽で新しい場所を見つけたのが10月中旬です。


それまでの間もその後もそれはそれはたくさんの方がこのコロナ渦に出演してくれました。レギュラーの方はイベントを企画してくれたり、黙々とブッキングを入れてくれることで支援してくれる方、ネットショップで遠い場所から支援してくれるお客様。また、これが19年の重みと言えると思いますが、相当に懐かしい人、しばらく音沙汰のわからなかった人等々とも新たな縁をいただきました。それは言葉にならないくらい嬉しいことでした。


そして、まだカタチもはっきりと見えない白楽の店に出演を早々に決めてくださったアーティストが多かったことにも励まされる思いでした。


このことは僕らに大きな希望を与えてくれました。仕事帰りの車の中でよく話したものです。次があってほんとよかった、と。もし、日吉で本当に終わったなら、その無念さは相当なものだったに違いないからです。


さて、いよいよ今日がそのラストの日となりました。全てには時がある、という11月のお題にはいろんな気持ちを込めています。


仕事冥利という言葉がありますが、この言葉も今噛み締めています。これまでの19年、僕らに希望を与え、支え続けてくれた多くの皆様のおかげでこれまで続けてくることができました。あらためて心より感謝いたします。


そして、来月の12/12(イッチニ、イッチニと一歩ずつ進めていきます!)には、白楽での新しいNapがスタートいたします。何卒これからもどうかよろしくお願い申し上げます

2020.11/15

日吉に愛を込めて。 Nap代表 竹村龍彦・絵津子 スタッフ一同。


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by Nap-takemura | 2020-11-15 10:19