Napの考えること

by Nap-takemura

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ある夏の一コマ。

考えること(その55)


この頃の歌い手の皆さんを見ていると、ふと思うことがちらほら。
皆さん大小様々な輪の中に入っていて、またその輪が違う輪と交じり合い、時に大きくなり時に小さくなる。
まれに分解するあたり、しゃぼんのそれのようでもあります。
これはなにもNapに限ることではなくどこのハコでも見受けられる傾向のような気がします。

僕の若い頃はそんな感じはなかった気がします。リハのときもひとりでぼんやり(いや緊張しつつ)他の人のリハを見て。
リハが終わるとまたぼんやり(いや気合を入れなおして)そのまま座っていたりいなかったり。
ライブも最後まではいるにはいても、対バンの人に話しかけるでもなく、誰かに話しかけられるでもなく、自分のお客さんと、ふむふむなどと感想めいたことを聞くくらいでした。

そんな中で、声をかけられて嬉しかった思い出に、某ライブハウスで前座で出演させていただいた、「あがた森魚」さん。
とても静かな方で単行本なんか読みながら一番後ろに座ってましたが、いつものようにぼんやり(言葉どおり・・・)後ろに立っていた僕にわさわざお声をかけてくれました。
僕にとっては初めてプロの方と直接お話させていただいたので、とても嬉しかったのを覚えています。
内容は確か、いまいくつなの、とか がんばってね、などという他愛ない内容だったと思います。

その時の僕はたいした敬語もうまく使えず、ちゃんとお話しできたか自信がありません。
きっとずいぶん青臭い少年に映ったことでしょう。
でもなぜか連絡先を教えてくれまして、渋谷に彼の新しいバンドのライブを見に行ったりもしました。
せっかくの機会なのだから自分を売り込みにいけばいいのに、それっきりでしたね。
そんな残念な思い出も多いのも若さゆえです。

いまライブハウスに出入りしているミュージシャンはずいぶんオープンマインドな方が多いと感じます。
時代の変化もあるでしょう。ネットの普及もあるでしょう。でも根っこにある若さゆえの孤独感は同じだと想像します。
その孤独感を埋める音楽を愛する者同士、つながりやすいのかもれませんね。

いつも思うことですが、まずは自分が音楽が好きであることを忘れないこと。その環境に自分の生活をなるべく近づけること。
そのことから遠ざかると、ちょっと大げさな言い方ですが僕は自分自身を見失いそうになります。
知らぬ間に心が枯れていくような気分になっていく自分がそこにいます。もちろん抽象的な意味ですが。

だから逆説的にはそれほど好きになれる音楽というものが自分にあって幸せだとも感じます。
ややこしくもあるけれど家族のように一生離れられないものだと感じます。
うまくコントロールしながら音楽とこれからも向き合い、自分の創造力を磨き、たくさんの曲を書いて演奏できたらと思います。

そんなミュージシャンのひとりとしてアーティストに関わっていけるのもこの仕事の醍醐味でもあります。
たくさんの個性豊かな音楽に触れ刺激を受けるのも仕事冥利です。
だからこそ、たくさんのアーティストの皆さんにNapのステージに立ってもらえればと願っています。
これからもよろしくお願い申し上げます。

まだまだ暑い日々が続きますがどうぞ皆様もご自愛ください!
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by Nap-takemura | 2013-07-19 10:29
考えること(その54)

去年の今頃はイベントの仕込に追われてたいへんでした。
今年はこのブログの更新がまだないということに気が付きました。
Napの考えること、という題にとらわれるとなかなか書けないこともありますが、これからはもうすこし気軽に自分自身書き綴ることにいたします。

で、今日は曇り空ですね。まずは天気のことから(笑)。
19世紀以降地球の気温はどんどん上がっているようで記録更新しているそうです(さっきTVでいってました)。
きっと、100年前の人間には想像できなかったことでしょうね。

人間の一生はまず大体の人が100年も生きないので、その時代を生きた人々が残す様々な文献や資料は貴重です。
音楽も然り。とくにクラシック音楽が奏でる宇宙規模(おおげさにいえば)の豊かな音楽の世界は人間の精神に多大なる恩恵を与えてきました。

たったこの半世紀だけでも僕自身が受けた音楽(主にロック)だけでも、すでに音楽の歴史を変えてきたといえるミュージシャンがたくさんいます。
いつの時代もその時代が与えるパワーのようなもので互いに刺激し合い、それによって新しい想像力が生まれ創造的なものが出来上がっていくのだと感じます。

小さな世界に思えるものも、いつのまにか大きな広がりをみせることだってあります。
アイスランド出身のシガーロスというバンドもどちらかというと商業的に成功するようには思えないバンドといわれていました。
彼らは常に自分たちのやりたいように音楽を続けてきたバンドのひとつです。
彼ら自身、ただ、好きなようにやってきただけ、と言っていますが、商業的成功を収めたその大きな理由はその姿勢だったかもしれません。
それも時代が彼らを受け入れるにふさわしいタイミングで偶然なのか必然なのか別として彼らがそうやって活動を続けてきた結果ともいえます。

ある方が、売れるためには、時代の先に行き過ぎても、遅れすぎてもだめです、と書いていました。
つまるところ、本当に売れるための方程式はないということでしょう(一時的に売る方法はまた別ものだと思いますが)。

でもはっきりしていることはひとつあるように思います。
それは、たとえばNapのような場所でいえば、ライブが始まったとたんに観客が釘付けになるということ。
ジャンルの好き嫌い別にそのアーティストが奏でる音楽に気持ちがすっと入っていってしまうこと。
それができる演者であるというのが売れるための最低条件だとつくづくも感じます。

まあ、こうして書くとなんとあたりまえのこと云っているんだと思う自分もいますが・・・。
皆様はどう思いますか?

ではまたつらつらと書きますのでよろしくお願いします。
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by Nap-takemura | 2013-07-04 14:16