Napの考えること

by Nap-takemura

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綱引き

Napの考えること(その19)


自分が毎日こうして生きている世界というのはあたりまえではありますが想像以上に狭い。そんなことを考えさせられました。きっかけは、深夜番組です。それはぼんやりした時間を過ごす深夜3時頃、BS2でのことです。いつものようにリモコンをだらだらといじっていると、なにやら画面に真剣な眼差しの中年の男女が現れました。彼らの目のぜんぶは目の前の長い一本の綱に釘付けです。しかもなんだかただならぬ気配です。僕はおもわずリモコンから手を離しました。それは運動会でお馴染みの、綱引きでした。

ただ、ちょっと違うのは全国優勝を賭けたりっぱな大会だったことです。最初は、「なんじゃあこれは!」と思っただけなのですが、画面からひしひしと伝わってくる出場者の真剣さに引っ張られ、結局、優勝者が決まる最後までその番組を観てしまいました。そして見終わった後小さなカルチャーショックを受けた気分でした。ただの綱引きと思いきや、いろんな技、かけひきなんかもあって驚きもありました。こんな大会があったとは。たしか、解説者が25回目だとか言っていましたから、つまり25年も前から続いている由緒正しき(?)全国大綱引き大会だったのです。しかも出場されている団体の方々の熱気はすさまじく、おもわず観ているこちら側の体感温度まで上がってしまうほどでした。その証拠にその夜はなかなか寝付けませんでした・・・。

僕が見たみたその綱引きは運動会でやるようなあまっちょろいもんとは明らかに違うもので、大げさに言えば、その姿は、まるで日々厳しい練習に耐えやっと夢見たあの甲子園の土を踏む高校野球球児のあの凛とした姿と重なるものがありました。スポーツといえばつい大勢のファンが群がる野球やサッカーばかりに目がいきますが、何の世界も裾野は広いんですね。改めて世の中の広さ、自分の知る世界の狭さ加減を知った訳です。

たとえば音楽。僕の場合でいえば、興味は基本的には洋楽。テレビの音楽番組は見ているうちになんだかこっちが恥ずかしくなってくるので見ない(理由は長くなるのでここでは語りません)。で、ライブというと、まあNap以外なら海外のアーティストのみ。そして、CDショップで試聴するのも、そんで迷ったあげく気合で買うのも洋楽99.9% つまり、方角オンチならぬ邦楽オンチ!! こんな感じでかなり偏重していることに気づきます。

それでもこの仕事を一応は3年してきましたから、アマチュアのアコースティックシーンについては普通の方よりかは語れるのは確か。たぶんダウンタウンのおふたりよりか知っているだろうし、タモリよりも語れる。ロックなハコの店長よりかはアコースティックアーティストの知り合いがきっと多い(たぶん)。逆も然り。

こうして考えてくると、なんだかありきたりな言い方ですが、もうすこし世の中広く見渡すことも必要かなと改めて思った次第です。複合的構造物のように、人間の視点は様々、音楽も様々。自分が最高と思っている音楽も実はたったひとりの人間しか感動させることができないシロモノかもしれないし、100万人に愛される音楽かもしれない。でもそんなことよりも大切なのは例の綱引きをしていた人たちの輝く目。あの目はステキでした。単純にあの目に惹きつけられました。あんな目をして何かに挑み続けられたら幸せに違いない。そう思ったらなんだか嬉しくなりました。なぜだか分からないけれど。とりあえずは綱引き万歳!!
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by Nap-takemura | 2005-03-30 02:22

環境

Napの考えること(その18)


今年は記録的に花粉が多いと聞きました。みなさんは対策を練っていますか? 僕は日々甜茶を飲みまくる生活をしております。効果のほどは来年の今日発表します(たぶん・・・)。

巷では入学や卒業、就職に転職、転勤等々、様々なカタチで身の回りの環境が大小問わず変わってしまう時期でもあります。出演者の中にもそういった世間の波に揉まれている方が少なくないようですね。

普通の暮らしの中でも定期的にライブを行うことはかなりのエネルギーを使うのに、そこに環境の変化まで加わるなんて想像するだけでたいへんなことです。何かとストレスも溜まる今日この頃。人間の身体は精神的なものに影響されやすいそうですからこの時期は体の抵抗力も弱くなるそうですから、どうぞご自愛ください。

ライブといえば私事で恐縮ですが、すこし間を置きすぎているなあと反省しきりで。なんたって昔っから平気で1.2年、いや、へたをすると5.6年もブランクを空けてしまう悪い癖があるものですから油断するとやばいです。で、思いました。毎月Napに出演してくださり、しかもほぼ毎回のように新しい曲を披露するアーティスのことを。

約3年もの間そのアーティストは毎回ライブそのものを楽しみながらマイペースで今も活動を続けています。考えてみるとそれ自体ひとつの才能だと思いました。僕なんぞは2ヶ月ばかりライブが続いただけで息切れしそうな気分になる時があるのですから。まさに脱帽ものです。

僕もちょっとは見習わなきゃと思った次第です。
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by Nap-takemura | 2005-03-16 08:21