Napの考えること

by Nap-takemura

物語。

考えること(その74)



様々な音楽がある。世の中で話題になっているものや、スタンダードとして場所を選ばずどこかで鳴っているもの。そして誰にも知られずにひっそりと奏でられるもの。誤解を恐れずに言えば、ライブハウスで聴こえてくる音楽の大半はその部類に入る。


そしてさらに大げさに言えば彼らはみんな孤軍奮闘しながら歌をつくりやがて誰かに聞いてほしいと思い始め、幾つかのステップを踏んでステージに立つ。そこには当然にそれぞれの物語がある。


僕は思うのだけれど、誰かの胸に届く歌もまったく独りよがりの歌も本質は変わらない、質もクオリティの高い低いも関係ない。あくまでも作り手のその人の中から新しく生み出されたものならば、本人にとっては尊い財産だ。そのことが最も重要であって、それ以外は、結果だったり世の中の評価であったり、技術不足やセンスのなさ、ボキャブラリーのなさ、ステージング進行のまずさ等々、あげたらきりがない。


しかし大事なことは、自分にしかできない音楽をつくろうとして苦しむ毎日であり、うまく形に出来た時の大きな歓びを感じたりする小さな日々の積み重ねがその人の人生を紡いでいることではないだろうか。


今更改めて言うような話ではないが、ステージで歌う様々な人間を見るにつれその思いは年々募ってくる。音楽家と呼ばれたくてギターを始めた中学生の頃の自分の心の有り様だったり、音楽を続けることで経験してきた苦い思い出、楽しい出来事などを思うにつれ、心からそう言いたくなる。


目に映るもの触れるものだけに囚われて、ことの本質が見えなくなることほど怖いものはない。自分自身の考えが見えなくなることほど恐ろしいものはない。そんな時期は誰にでも経験があるだろう。


どうか今その最中にある人がいたら、ぜひライブハウスに足を運んでほしい。ここには確かに孤軍奮闘して歌をつくり歌っている人間を見ることができる。好きか、嫌いか、そんなこともあるだろうし、面白いと感じることも、つまらないと感じることだって当然、無名のアマチュアのミュージシャンだから、そういうことはあるだろう。しかし歌をうたうことで自分をさらけ出し勇気を持ってステージに立っている姿には何かを感じてもらえるかもしれない。そこにはプロもアマチュアもなく同じ地平線に立って歌っている人の姿がある。


閑話休題。まだまだ暑い日が続きます。夏風邪も油断なりませんね。ちょと堅い内容になってしまいましたが、ぜひもっとたくさんの方が身近に音楽を楽しめる生活になればといつも願っています。


最後に一つ宣伝させてください。来月九月九日にNapから、全国発売にて、「原石V 光のある方へ」というNapレギュラー出演者15組がテーマに沿った曲を提供し、ライブでの一発録音を敢行し完成された、コンピレーションアルバムが発売されます。詳しくはまたHPでもUPいたしますので、ぜひチェックしてくださると嬉しいです。

これからもよろしくお願い申し上げます。Nap代表 竹村龍彦




















































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by Nap-takemura | 2016-08-08 12:42